■内容紹介 会計士事務所の代表を務める、メディアでも話題の公認会計士・平林亮子による最新刊。現代のストレスフルな社会で、毎日をストレスフリーに楽しく生きる方法をご提案。「ONとOFFの切り替えない」「原則、1日1アポ」「感情を無理にコントロールしない」「ベタなことをしてみる」「お金の話をきちんとする」「嫌なものから少しだけ逃げてみる」「夢や目標を無理にもたない」などなど、平林流の新しい生き方指南本
■感想 タイトルに惹かれ、各章小見出しを読んで「よさそうだ」と思い買ったのですが。
早い話、失敗でした。
第一章から、自分の生い立ちを、主観的に都合の良い解釈で綴られていきます。
でもそこは、なんだかんだ言ってもエッセイなので、多少偏った書き方になる事もあるよなと。そう解釈していました。
しかしそれは、章が進むごとにエスカレートの一途をたどる結果に。
「○○なことって、ありますよね? でもそんなときは大丈夫!ワタシはこうやってきました(笑)」といった
TVCMの台本か何かですかとツッコミたくなるような、説得力も無くただひたすら上滑りするだけの”綺麗事群”に辟易しながら読み続ける辛さといったら。
まず、そういった語り口に酷くイラッと来てしまったのですが、それは我慢して読み進めます。
するとこれがまぁ終始そんな綺麗事が並べられているだけ、その中に自己陶酔や自己満足がふんだんに感じられ、しかもそのどれもが「要は気分の問題じゃね」と突っ込んだらどうなるの?と思える程度には
理にかなった説明がなされていない為、ただただストレスにしかなりません。申し訳ないですが。
一見すると目を引く見出しと共に正しい雰囲気のことを言ってはいるし、著者については色んなことに真面目に取り組む人柄がうかがえるので、その姿勢には好感が持てます。
が、この本のアドバイスに関してはそのほとんどが荒唐無稽で理不尽な方法論だと感じてしまうせいで、たまに「ああ、それはそうかも」と思う旨の項に入っても結局
「それが幸せだと思っています」「笑顔でいたいです」「”ありがとう”が大切です」などとうやむやにされてしまうと、もうこれは説得力が無いどころではなく、ただの
スピリチュアル本と大差ないのでは……という印象を受けるのでした。
ちなみに、あとがきなど掛け値なしで
自作ポエムのようです。 かなりディスり調になってしまい、やや申し訳ないという気持ちもあるものの。
この本の言葉を借りるわけではないですが、
自分の直感をそのまま大切にしてみた結果です。 ただ、間違いなく言えることを最後に二つ。
・「競わない生き方」を探っていく内容ではありません。
自分もなんですけど、タイトルで買った人の過半数は肩透かしを食うのでは。
ここが大事なのですが、この本で書かれている”競わない相手”とは「今」なるものです。
タイトルに「何と」競わないのかが書かれていないため、勝手に「
人と競わない生き方」と付け足し、勝手に期待した、勝手な自分と同じ轍は踏まないように注意が必要かもしれません。
・いわゆる”スイーツ(笑)”と呼ばれる人たちからは、かなり高い評価を受ける本かと思います。
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